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【国際情勢】今度は英国でテロ!?犯人達に狙われやすい場所とは?

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これから、ヨーロッパへ旅行に行く人に十分気をつけてほしいのは自身の安全ですが、テロばかりは僕たち個人で防ぐことは難しいです。

そんな中でおこった今回の事件。

犯人は「シリアの為だ」と発言していることがいわれており、今回のロンドンで起きた刺傷事件はただの事件で収まりそうにありませんね。

僕の滞在予定先を狙っているのか、ヨーロッパ全体が危ない感じですね。

ただ、今回も決して観光地が狙われた訳ではありません。今回の刺傷事件が起こった場所は、ロンドン北東部の地下鉄、レイトンストーン駅構内です。

最近言われているのは「ソフトターゲット」で現地住民の暮らしている場所で警戒が甘い場所が狙われるということですね。

 

では、今回はこのソフトターゲットとはなんなのか、狙われやすい場所について考察していきたいと思います。

 

ソフトターゲットとは

僕はwiki的な解説はあまり好まないのですが、今回はこういう事件に詳しくない人にはわからない単語があったりするので 、この言葉から説明しようかと思います。

まず、わかりやすく言うとソフトターゲットは軍事的な用語で、狙いやすい目標だということです。

具体的に言えば、民間人や民間車両を狙うということですね。

反対語はハードターゲットと言いますが、このことと今回のようなテロ事件と照らし合わせてみると、比較的警戒の薄い地域=下町のような一般人が生活するような地区となります。

たしかに狙う側から見れば、観光客や首相官邸などの警戒心の高い地域を狙うよりも、そのような場所の方が一般人に恐怖を与えることができますし、比較的簡単に狙うことができます。

警備をする側はどうしても、観光名所や政府関係の建物に人を割かずにいられませんからね。

ソフトターゲットをよく狙ってくるとわかっていても、観光名所などの警備をその分甘くすることはできません。警備が甘くなれば、彼らは狙いますからね。

 

他にも数件の計画があった

今回は一人重傷、もう一人が軽傷でしたが、もっと凶悪な事件になっていた可能性があります。ただ、今回はIS(自称イスラム国)が犯行声明を出していないことと、武器が少なかったことから単独犯との見方がひろがっています。

とは言っても、犯人はイスラム教徒であることや、本人がシリア空爆について叫んだことがわかっている点でISのテロ予備軍の一人だったことが伺えます。

 

毎日新聞の記事によると、今年だけで7件のテロ未遂事件を未然に防いでいることをキャメロン首相が発表。情報局の人数も7000人規模の人数を増員する予定のようです。

ただ、僕は情報局を強化しても潜在的な犯人がまだいる現状を根絶やしにすることはできないだろうなと感じました。

あのISをどうにか、空爆で済ますのではなくて、陸上の特殊部隊を送り込んで解決することはできないのでしょうか。

 

先日はアメリカ・カルフォルニアでのテロもありましたし、今後海外へ行かれる方は国際情勢を十分チェックした上で行動してください。

 

oklahoman-taka.hatenablog.com

 

最近の事例から見る、テロが起こりやすい地域とは

今回の事件の現場はロンドン北東部にある、レイトンストーン駅でしたね。アメリカのテロはカルフォルニア州サンベルナルディーノの福祉施設、フランスはパリの東半分の5つの場所。

他にもレバノンの首都で自爆テロなど、最近の国際社会はなにやら、きな臭いことになってきています。

これらの地域を見てみると、比較的「手軽」にできてしまうということ。

 

イギリスのロンドン北東部というのは移民が多い地域でもあり、同じくパリの東半分の地域は移民が多いことが共通点としてあります。当然、イスラム系の移民だからという訳ではないと思います。

しかし、移民でよくイメージできるのは経済的な格差。

カルフォニア州も貧困層の住民は多いですよね。この格差から現代社会の不満がたまりやすいのだと考えます。

この事件と関連してフランスの同時多発テロ関連の記事を呼んでいたら、foresightの記事で国末憲人さんが以下の内容を書かれており、非常に納得しました。

 

 訪れて気づいたのだが、襲われたレストランやカフェはいずれも、交差点の角に位置している。こうした店は、多くの場合値段の割に料理はたいしたことがないものの、いつも大勢の客でにぎわっている。明るく開放的で、パリの享楽文化が息づいているように見えるからだろう。そこを狙った過激派たちは、人々が楽しそうにしていることに我慢できなかったのかも知れない

source

www.fsight.jp

 

この記事を読んで、テロの実行犯の何人かはISの関係をにおわせる者もいるが、本当は自分が住んでいる地域の不満から来てるんではないかなと考えました。

高級住宅地や観光名所よりもより簡単に狙える場所で、より影響力をあたえる地域を選ぶというのは最近のテロが今までのそれとはすこし変わってきていると見てよいのではないでしょうか。

 

旅行先では常にニュースを見る、情報をとることが重要

では前置きが長くなりましたが、本題です。

 

結局は、テロというものは僕たちの事情なんて考えてくれないので、個人ではどうしようもありません。

なのでこの際、できるだけ情報を得るようにしましょう。

これは普段から旅行をして、なれている方は当たり前のことかもしれませんが、海外では何も起こらない訳が無いんです。

誰々が盗難にあったなど、ニュースでも噂でもなんでもいいのでとにかく情報を得ることが大事です。特に現代はネットなんて便利な者もありますからね。

 

これから、特にヨーロッパへ初めて行く方は十分に情報には注意してみておいた方がいいですね。僕もまさにロンドンに行くことになったので、この辺りには警戒しておくことにします。